大般若経六百巻
大般若経は、今から約1,300年前、中国の唐の時代に「西遊記」で有名な玄奘三蔵法師によって印度の言葉を中国語に翻訳された、大乗仏教の最も基本的な般若思想が説かれたお経です。
私たちが日常親しんでおります「般若心経」も、全六百巻に及ぶ「大般若経」の精髄を抽出して組み立てられたものです。
この大般若経こそ、古くから皇室を始め、仏教各宗の祈祷法要に用いられ、鎮護国家、家運長久、諸願成就の祈祷に転読され、仏様に対してはご供養のお経として、その功徳広大無辺なりと説かれております。
当山でも、毎年二月一日の妙見大祭の折に、この御祈祷を行っておりますが、江戸期に作られたもので、雨漏りや虫食いの為に、いたみが激しく使用が困難となっておりましたので、平成の幕開けに国家内外の平和と子孫の繁栄とともにご先祖様のご供養のためにと、平成元年に刷新されました。
巻末には下記の写真のように、奉納された方の祈願文と供養文が、直筆されておりますが、いまだ百巻ほどお施主様のついていない経典がありますので、ご奉納のご案内を改めてさせていただきます。
ちなみに、巻末の願文の原版は、正澄和尚が版木に彫りこんだものを京都貝葉書院で刷っていただいたものです。
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