妙見大祭 2月1日
正光寺は往古より妙見菩薩の霊場として知られ、創立年代は不明であるが、十七世紀のはじめ慶長年間までは真言宗に所属し、美薗ならびに羽鳥郷の内八ケ寺の本寺にして、当時の境内面積は五十二万坪(約171万u)あり境内中央より何れへも八丁四方を所有していたといわれています。
         
本尊様は聖観世音菩薩様・鎮守様は北星妙見大菩薩様です
星において、その根本となるものは印度においては「ドルヴァ」、中国では「北辰」と呼ばれる北方で輝く星で、あらゆる星がこの星を中心にめぐり、天文観測する上において基準点ともなる役割を果たすことから「北天の星辰」、略して「北辰」と呼ばれ、これより北辰尊星妙見菩薩、略して北辰菩薩が生じたのです。
北辰は国王を助けて一切の災いを断ち、敵対するものをことごとく避け、国土を守り、一切の物事に正しい見識と正確な判断をくだして、ときに応じては不思議な力で苦悩を除き諸願をかなえてくださるところから「妙見」の言葉が生まれ、妙見菩薩とも呼ばれています。
本堂では、檀信徒の皆さん凡そ180名の方々が、法要の始まりを静かに待っていらっしゃいます。 赤鬼さん、青鬼さんも皆さんと一緒に待っています 知客の役についてくださる大伝寺様、西隠寺様と総代3役です。

法鼓の合図を務めてくださる照雲寺様です

維那を務めてくださる安楽寺様です

和尚様方のご出頭が始まりました
法鼓(ほっく)の合図で、今年、出頭頂いた22名の和尚様方のご入場が始まり、導師を務める正澄和尚が入場いたしました。
導師が法語を唱えて焼香し、和尚様方は三巻心経をお唱えされ、大般若転読が始まります。・導師は呪文を唱え、理趣文を読経します。
維那(いのう)の方が回向を唱えられ、和尚様方の読経は続きます。その間、太鼓が鳴り響いています。

導師が法語を唱え焼香します

大般若経の転読が始まりました

読経が続く中、お参りの方のご焼香が始まります。

散華が撒かれます

法要のあと、導師より挨拶があります
山門にて、和尚様方、赤鬼、青鬼、年男の方などで大般若経をいただいた紅白餅1俵、福豆(かわいい金平糖入り)1,500袋、お菓子300袋、アンパン450個が投げられます。たくさんの福を拾ってください。

世話人さんたちと作った170膳の精進料理とケンチン汁を沢山の皆さんが召し上がってくださいました。どれもありがたいことです。
召し上がらずにお帰りになった方も多数おいでになりました。この形の精進料理は今年で最後になるかもしれません。来年はどんな料理になるか・・・楽しみにお越し下さいネ(^−^)
         料理のページへ小栗誠一郎氏と小栗重男氏が扮して下さってます