お焚き上げ
お施餓鬼を経て、お焚き上げが行われました。
亡くなると白木位牌に戒名、命日、享年、俗名を記し一年間お寺と自宅に各1基づつ安置します。きょう、その白木位牌の魂は抜かれ、各々施主さんが、設置された炉にいれてゆきます
                         ご本尊さまの御前に白木のお位牌各2基づつが置かれ、供養のあと、魂が抜かれました。
白木のお位牌を万霊塔の御前に設置した炉に入れ、皆さまで「般若心経」を三巻読経いたしました。その間、炎に包まれながら静かに鎮魂してゆきました。
亡くなられた故人の戒名は、ご先祖さまのお位牌に遷され、ご先祖さまと一緒に皆さまの繁栄を護ってくださることと思います。
病気療養で最善の介護に当たっていたにも関わらず、また予期することもできないままに突然に、ご家族の死を迎えることになってしまったご遺族の皆さんには、ご葬儀から初盆と哀しみに身を投じる間もない大変な年だったと思います。これから日常の中で故人が残してくれた言葉や姿勢を想い出されることと思いますが、前向きに残されたものの役割を果たしていかれることを願っております。
ご遺族の皆様に、ゆっくり寛いでいただきたいと思い、前日から和尚と支度した精進料理です。「おいしい」「ここでしか食べれない料理だ、お金では買えないもの」「この日を楽しみにしていた」「こんなにゆっくりと食事をしたのは、久しぶりだった」「普段嫌いなものと食べなかった冬瓜も食べれた」そんな何よりの声を聞かせてくださいました。こちらこそありがとうございました。これからも正光寺のお寺を通して、泣いたり笑ったり共に歩んでいってください。よろしくお願いします
お焚き上げ斉譜

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