子ども会
坐禅会とラジオ体操    
 横臥禅のご紹介
豊西小学校の夏休みが始まりました。和尚が子供の頃からだから50年近くになるでしょうか、夏休みが始まると、お寺で坐禅会&ラジオ体操が始ります。
朝、5時30分を過ぎる頃には、サンダルやスリッパが駆けてくる音が、まだ真夏の朝陽が上る前の境内に向かって走ってきます。
小さな子供さんは2歳頃から、お兄ちゃんお姉ちゃんと同じようにしたいという気持ちが推してくれるせいもあって、お父さんやお母さんに連れてもらって、参加してくれてます。坐禅の時には座ることもままならず、歩き回っていた子達も、しっかり座って低頭し警索を受ける様になったそうです。その頑張りが微笑ましくもあり、毎年見守ってきた和尚にとって嬉しかったようです。
坐禅の前には、読経をします。その時木魚をたたくのは6年生です。日替わりでたたきます。
坐禅のあと、山門の駐車場でラジオ体操が始まります。6年生がお手本になって体操を行います。
最後の日は、皆で本堂のお掃除をして、食事五観をお唱えし、朝ごはん(粥・おから・梅干)をいただきます。
おからが好評だったようで、おかわりもでました。「良い香りぃ〜」の言葉に「あんたおから好きだったの?」とお母さんの驚きの声

これを機会におからが好きな食べ物に加わると良いですね。野菜も沢山入って栄養いっぱいです。粥は、塩を入れないので、病気の時などに作ってもらった粥と味が違ったところもあったようです。
縦の関係の地域の子供達の繋がりは、今では希薄になりがちです。好き嫌いはあっても共に食べた朝粥の想い出は残って欲しいと願います
私が小学生の頃、公民館で月に1度、地域の子供達が集まって、お母さん達が作ってくれたカレーライスとサラダを食べ、おやつには残ったご飯で作ったおにぎりと沢庵が置いてあって、夕方遅くまでいろんな遊びをした想い出があります。
あの時のサラダの味は、忘れられない美味しさとして残っています。
皆勤賞、努力賞(一日だけ休んだとき)
by和尚      戻る
現在、死語になりつつある「おかげさま」の言葉が添えられています。目にはみえないけれど、大いなるいのち、神と言ったり、仏といったり、影には見えないものに、「お」をつけ「さま」をつけ、日本人の宗教の根幹をなしてきた智慧は素晴らしいと思います。机の片隅に置いてくだされば幸いです。