日々徒然4月
                                                                     徒然3月へ
                                                                     
4月30日
訃報が届いたのは、28日のことでした。同じ教区の和尚様の突然のご不幸の知らせは、あまりにも突然で、電話を受けた私は、信じられないのとショックといつも親しくさせていただいていた奥様のことが、案じられ、ただおろおろとするばかりでした。どんなに心痛めても、その悲しみから救ってあげることはできない、お悔みに伺っても、かける言葉もみつからない歯がゆさの中で、憔悴された奥様の姿が、忘れられません。
ご冥福をお祈りいたします。

先日ご近所で上棟がありました。ご主人も奥様も子どもさんたちも、とても仲良しで素敵なご家族です。仕事が終わってから、子どもさん共々仮住まいから、建替えの進んでいる家を見に毎日お見えになってて、犬の散歩の途中、そんな光景に、私たちも共に楽しませていただいていました。
その喜びの気持ちを形にして、ご家族にお届けしました。チョコの家です(^−^)本物はとても素敵な木の家です。楽しみですね。

御詠歌でも頑張ってくださってる檀家さんの小栗澄子さんから、娘さんのお住まいの奈良へ行かれたお土産を頂戴しました。
埴輪饅頭のお菓子は、明日の御詠歌講習会へのお土産です。
鹿さんの懐紙は私へ頂戴しました。懐紙はいつもバッグにも入れて持ち歩いています、鹿さんの懐紙は初めてで、すごく嬉しいです。色調に品がありますよね。大切に使わせていただきます。

きょう、少しの間、和尚共々留守にしたのですが、名古屋の小栗さんがそっと本堂にお手紙を添えて内祝いを置いてくださってました。
息子さんが東大の院へ入学されたご報告に、忙しい間を縫ってお二人でお参りくださったのでした。
お父さんが亡くなられ、初盆を迎えられます、息子さんとは、東京と名古屋で離れ離れでの暮らしが大学から続いてしまい、寂しさも伴いますが、息子さんのご成功をこれからも共に喜ばせてもらえることを嬉しく思います。お体に気をつけて、またお話を伺わせてください。お待ちしております。
4月26日
24日未明、中野さんがお亡くなりになりました。昨夜はお通夜の席にお参りさせていただき、講友さんお二方と共に御詠歌「追善供養御讃歌(無常)」をお唱えさせていただきました。
年3回正光寺にて庚申講の法要が行われていますが、中野さんもご参加されていて、精進料理を召し上がってくださった折には、「おいしかったよ」と笑顔の一言が思い出され、3月26日にご入院されたのは伺ってはいたものの、あまりにも早い旅立ちに残念で仕方ありません。
今、魂が離れ旅立とうとしている中野さんの霊を前にして、ご遺族の皆様の深い哀しみの中、御詠歌を奉詠させていただくことの役割、重さを噛みしめ、また御詠歌をお唱えさせてくださったご遺族の方々に感謝いたします。
追善供養御讃歌(無常)の歌詞をご紹介いたします。
つらつらこの世を観ずれば 火宅無常のつねとして
悩みの数は多けれど 死別にまさるものあらじ

もろき命は泡沫の 消えて果敢なき夢の跡
有漏の歩みの道遠く しぐれに濡るる旅衣

親子の縁深くとも 比翼の契りかたくとも
魂呼び返す術もなく 伴い行くべき道ならず

      南無大悲観世音

中野さんのご冥福をお祈りいたします。

宿忌随喜

手作りされたようです。可愛いのでパチリ

     御詠歌を奉詠しています
4月21日〜22日
一年のうちで一番心地よい日ではないかと感じられるような候となりました。
本山では2日間「開山忌」の法要が行われております。ご詠歌の奉詠には各教区の寺庭さん方や末寺の支部など36名の皆さまが唱和されました。正光寺からも松島さん、佐藤さんそして私の3名が参加させていただき、「方広寺開山頌徳御和讃・御詠歌」を奉詠いたしました。
総代会が引き続き行われ、小栗勝秋さん、小栗平さん、藤森弘一さんの3名が出席下さいました。

     鶯の鳴き声が聞こえていました

              総代会

茹で上がった緑色が美しかったです。
写真は茹でる前です。
4月20日
快晴でした、行楽地は賑わったことでしょうね。畑のアスパラが収穫できました。一昨年に植えてから毎年上がってくれます。畑にいる時も可愛い実り方です。食べれるところまでをポキッと折って採りました。無農薬で安心あんしん。
今朝、和尚が鶏小屋の近くで右の写真のガラス製の直径7cmくらいのものを見つけてきました。子どもの頃遊んだ記憶が蘇ってきたそうです。でも、小さかったので記憶もまばらで、姉に訊ねてみたところ、「石蹴り」や「ぞうきん」に使ったそうですが、姉は美しい石だったので、石蹴りには使えずに、明子さんたちと宝物ごっこをしたときに土に埋めた記憶があるそうです。40数年埋まっていた宝物が、鶏さんかヤギさんが掘り出してきたようです。その美しさは現存されてました。ペーパーウェイトになるので思い出と共に姉のもとへ戻してあげようと思います。


降り続く雨のおかげ?で外作務もひと休み
刺子の花ふきんをして楽しんでいます。
4月18日
昨日より降り始めた雨は、朝方束の間の中休みをして、春雷があったかと思うや、また降り続いております。先日畑に植えた夏野菜たちは、天の恵みで喜んでいるようです。きゅうり・なす・トマト・ピーマン・獅子唐・・・
昨日は、正光寺のご詠歌講習会でした。雨で喉も潤っていたの?皆さん声がでていたようでした。ご詠歌ってなんでしょうね?皆さんどんな気持ちで唱えているのでしょう?来る5月、本山の寺庭婦人会では妙心寺派のご詠歌の詠監さまがお越し下さって、お話を伺えるようです。すごく楽しみです。正光寺支部の講友さんたちにもお話を拝聴させていただけたら・・・と思うのですが、お許しがあればMDに録音させていただき、持ち帰ろうと思います。
先日、春の初物、筍を頂戴しました。糠であく抜きをし、炊込みご飯や木の芽和えで楽しみました。きょうは、蕨と共に煮物にしたいと思います。
筍、蕗の薹、蕨、蕗etc春にしか楽しめないものを今年も楽しめる恵みとこの健康に感謝です。

胡瓜や茄子がたくさん実りますように・・・

山葵の花
4月14日
昨晩から降り始めた雨が、木々に芽吹いた新芽の若緑色を一層引き立てています。
越冬のために葉を全て落としていた木々にまた新しい葉が蘇っています。柿、紅葉・・・
木蓮は開花から花を落とし、葉っぱが生い茂ってきました。境内では、藤が越冬を終え、目覚め始めています。季節の巡りを一番感じさせてくれる春は、花粉症が忘れられれば、素晴らしい季節ですね。(^−^)
一昨年植えた山葵も白い花弁が開きました。
小降りになってきた空の下、屋根の雨樋に巣立ったばかりの小さなスズメが1羽忙しそうに小首を動かしながら羽を休めています・・・
いのちが満ちています。

柿の新しい葉、背景には葉が茂った木蓮

藍染めの反物2疋分
4月9日
普段、和尚も私も作務する時に、立ったりしゃがんだりすることが多く、機能的な作務衣や雪袴(もんぺ)を愛用しています。京都の草木法衣さんに藍染めの反物を頼んだりしていたのですが、きょう、中条の高柳喜一商店さんをお尋ねしました。
浜松で希少になった藍染めを扱っておられ、藍に染められた糸を織っていらっしゃるのは、現在では80歳の方お一人だそうです。笠井町は、豊富な湧き水に恵まれたため、地元で収穫した綿花や藍を使って、江戸時代から藍染めの織物がさかんに行われてきました。今も尚生きた藍をたて続けておられる高柳さんの藍染め工場にお伺いすると、藍に染められたばかりの糸が沢山干されていました。藍の香りが立ち込めた中、藍の織物にも色々あって、織られた厚みの違いを教えていただきました。一般に作務衣などに使われるのは28貫で、30貫くらいになると希少価値が高くなるようです。正藍染め製品を洗うときには、石鹸は使わず、藍が汚れを連れて出るからだそうです。すごいですね。しかも藍は汗になっても腐らない、特臭は虫の害を防ぐなど性質があるそうです。そんな優れものの藍染めを2疋(4反)も、高柳喜一氏が下さいました。愛用の藍染めの優れた性質に驚き、そんな貴重な反物を「持っていって」と気軽におっしゃってくださって・・・大切に使わせていただきます。
パンフレットの写真の方は、今は亡き高柳喜一氏のお父さん(作一さん)です。

東の裏参道にお集まりいただき、出発前の注意点などを和尚が説明しています。     
4月6日
晴れましたぁ〜 きょうは、「花まつり」。
4月8日のお釈迦様のお誕生日を一足先にお祝いする為、白象さんと共にパレードを行いました。今年は、上石原から笠井街道を南下して、下石原を巡ってお寺に戻ってくるコースで、2時間強かかりました。
虚無僧さんの尺八も加わった賑やかなパレードとなり、笠井街道を巡るのは今年初めての企画だったので、交通量も多いので、案じていたのですが、皆さまの大きな御理解とご協力の下、また森田さんの的確な交通整理のお陰で、大きな渋滞にも繋がらず、「みそのや」さんで渋滞を避けさせていただき、小栗寛さん宅で休憩を取らせて頂いたりとパレードの列を街道から避けることができ、無事に行進を終えることができました。ありがとうございました。詳細をご覧ください。

下石原をパレード中です。
パレードの道々、声援を送ってくださった皆様に世界でたったひとつこの日にしか存在しない象さんの焼印をおした紅白饅頭をお配りしてお祝いのおすそ分けをしました。正光寺まで象さんとともにパレードした皆さんに五色の合格鉛筆や甘茶飴、紅白饅頭、紅白餅、小栗かよ子さん手作りの給食袋が待っていました。

志野、鼠志野焼きの夫婦湯のみと花挿しです。
4月5日
3日〜4日、南禅寺で修行時代にお世話になった楠部せんさんの13回忌の法要が、京都南陽院さまで営まれ、和尚にも声を掛けてくださり、出かけて参りました。和尚の修行時代から天上の存在であった大先輩で、今は虎渓山の老師さまになられている田中義峰老師様が中心になられて、「楠部せんさんを偲ぶ会」をつくられています。引き物の一つに鼠志野焼きの夫婦湯のみを頂戴しました。茶殻で煮て、大切に使わせて頂きます。
きょうは、薪流会の「花まつり」が高町の別院で行われていますが、明日は正光寺でも白い象さんを引っ張って、お釈迦様の生誕をお祝いしたいと思っています。右の写真は、子ども達に4箇所で甘茶をかけてお祝いする「天上天下唯我独尊」のお釈迦様です、季節のお花の桜や菜の花で飾りつけました。

「天上天下唯我独尊」
4月1日
4月に入りました。晴れていましたが、風の強い一日でした^^;
伝導板も新しくなり、4月の行事日程は、6日が坐禅会と花まつり、21日〜22日本山開山忌、24日正光寺ご詠歌講習日、26日高町別院にて「提唱」があり、他に23日には寺庭婦人会の総会が蔵泉院さまにて開催予定です。
入学式や入社式など新しいことの始まる月ですね。
午前中は、6日「花まつり」で交通量の多い笠井街道を白象さんと共にパレードすることの予告看板の設置に出かけました。遠鉄バスの浜松東営業所さんと和尚の義兄の「常光屋」さんにお願いして立て看板を設置させていただきました。日曜日なので、交通量も少しは減るかとは思いますが、ご迷惑をおかけすることになるので、申し訳なさでいっぱいです。
なんとかご理解をいただきたいと願っております。
きょうは、また、玲奈さんと綾子さんの二人がお墓のお花を変えてくれました。
沢山なので一回ではお供えする花を持ちきれないようで、何回かに分けてお供えしてくれてるようです。正光寺の仏様たちも大喜びだと思います。夕方近くまでかかってて、気温も下がってきているので、風邪引かないかなぁ〜と心配です。